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# 大人の遠足プラス1
 火曜日(2010年5月11日)に抗がん剤治療をしていただき、12日・13日は副作用に苦しんだ。
今回は吐き気がひどかった。点滴の前後に入れてもらっている吐き気止めの他に、つらかったら飲んでね、といただいていた錠剤(ナゼアという薬)にも頼り、何とか耐えたけれど、うーん、気持ち悪かった。

昨日(14日)になってだいぶ落ち着いてきて、前々から楽しみにしていた、元勤めていた会社の総務のS沢さんとのお出かけに行くことができた。
私の家から地下鉄で二駅先がデパートや区役所もあるやや大きな駅なのだが(私がお世話になっている大学病院もこの駅の近く)、駅から徒歩5分くらいのところにお花のきれいなお寺があるよ、と誘ってくれたのだ。
「Mちゃん(娘)も時間があればぜひご一緒に」と言っていただき、娘の付き添いつきで出かけることとなった。

駅を出て右に曲がれば、私のおなじみの病院やら区役所やらのあるエリア。そこを初めて左に曲がったら、まったく新しい世界が広がっていた。
遊歩道があり、「デスパレートな妻たち」(私のお気に入りのアメリカのドラマ)に出てくるようなちょっとハイソな住宅街があり、そしてその中に立派なお寺が建っていた。
木々が茂り、美しく手入れされたお花が咲いていて・・・駅からたった5分のところにこんな素敵なお寺があるなんてちょっとびっくり。もう10年以上頻繁に利用している駅なのに、どうして今まで左に曲がってみようと思わなかったんだろう。
青空に白い雲がぷかぷかと浮かび、新緑が綺麗で、今まで遠くに行くことばかり考えていたけれど、自分の近くにこんな素晴らしい場所があったんだと目からウロコがポロポロと落ちる思い。(まあ行けなくなった今となっては、行けるうちに遠くに行っておいてよかったという思いもあるけれど)

参道の奥には墓地があり、はいってもいいようだったのでちょっとお参りさせていただく。
いろんなお墓がある。
「海」と一文字彫られた墓石の前にイルカの置物があるお墓・・・海が大好きだった方が眠っているんだね。「愛」と彫られたお墓の前にはなぜかふくろうの人形が座っていたり・・・ここに眠っている人たちみんなが、それぞれの自分にしか生きられない人生を生きたんだね。
S沢さんと、「どんなにお金があっても権力を握っても、まだ<死ぬ>ってことから逃れられた人はいないんだよね。みんないつかは死ぬんだねえ」としみじみ語り合う。
死ぬのは生きている親しい人々との別れだから寂しくてつらいけれど、でも時がくればみんな死ぬのだ。
そして全てを終わりにして「死ねる」「ゆっくり眠れる」日が必ず来るというのは、今の私にとっては実は大きな救いというか、心の拠りどころだったりする。
みんなと会えなくなるのはいやで、自分のいなくなった後のことを考えると真っ暗な気分になるのに、死が甘い誘惑のように思え、死を思うと心が落ち着くおかしな自分がいる。
だいぶ疲れているのかな(笑)

という「大人の遠足」に付き合ってくれた22歳のMちゃん!
「私たちいつもこういう楽しみ方してるんだよね〜。どうだった?」と感想を聞くと、「うんうん、私たちの楽しみ方とはだいぶ違うね」とのこと。そりゃあ、そうだろう。
でもお天気もよかったし、その後食べたランチの松花堂弁当も気に入ったようで(お弁当にプラス200円で追加できる天ぷらを彼女だけ注文・大人二人は胸焼けするため食べられない)、まあまあ楽しんでくれたようだ。
20代には20代の楽しみ方があり、30代・40代にはまたそれぞれの楽しみ方がある。
50代・60代になった時はきっとまた別の楽しみ方があるのだろうけれど、もう私には経験することができない。けれど、その分今40代の日々をまったりと濃〜く楽しませてもらおうと思う。

このお寺は、この後アヤメや蓮、あじさいが咲いてますます綺麗になるとのこと。
その花々が咲くまで私の身体は持つだろうか。
持ちますように・・・♪ またこのお寺に来られますように♪
ビリケンさんフィギュア(我が家のご本尊)の足の裏でもなでとこう!
| comments(2) | trackbacks(0) | 09:33 | category: お出かけ |
# よく似た二人
 おととい(2010年3月17日)、父との台湾旅行から無事帰宅しました。
「しっかりしてる」父との旅行なので、いつもより皆さんにおかけした心配は少なかったかも知れないけど(?)、でもやっぱりご心配おかけしたと思います。
ありがとうございます。
ただ、思ったより体力も気力も消耗していたようで、なかなか疲労感が抜けず、今もちょっと体調的にはいっぱいいっぱいな感じです。
明日小学校の同窓会があるため、これから名古屋に帰るのですが、ちゃんとたどりつけるかしらん・・・まあ、「のぞみ」に乗りさえすれば自然に着くはずだから何とかなるとは思うのですが。
「のぞみ」号、しっかり頼むよ!!
名古屋では、高校・短大時代の友人ともランチをする予定だし、23日は「お参り友達」でおなじみの元同僚Sさんがなんと名古屋まで来てくれて、一緒に伊勢神宮参拝の予定だし・・・楽しみがいっぱいなので、がんばらなくちゃ♪

さて台湾の話を。
父は若いころパイロットになりたかったけど近眼のため断念したというくらいの飛行機好きなので、もう成田空港で飛行機を見ただけで、ビデオをせっせと回してものすごく忙しい。あのーまだ出発前なんですけど。
しかしその父の目は実にキラキラしていて、なんだか感激してしまった。77歳でこんなに目をキラキラさせられるなんてすごい・・・その目を見ただけで、ああこの旅行に誘ってよかったという感じ。あくまでもまだ出発前なんだけど。

飛行機に乗ってからも、座席の前のモニターで見ているのは映画などではなく、今「高度何マイル」とか「時速何マイル」とか「外気温何度」とかがずっと出ている変な画面。
あれを飽きずにずっと見ている人と旅行するのは初めてだったので、びっくりしてしまった。
しかもいちいち私に「今高度が下がった」だのなんだのと報告してくれる。
旅行にはいろんな楽しみ方があるものだ。相手が変わるのもよいものだね。

台湾に着いてからは、なにせ病人と老人の旅なので、無理をせず(を言っても相当に歩いてしまったのだが)、観光名所をMRTという地下鉄&タクシーでずいぶん回った。
人が多いので嫌がるかな?と思っていた「士林夜市」も「いやー、いいもん見せてもらった」と喜んでくれ、故宮博物院や国父記念館などの歴史的建物では無知な私は父からたっぷりレクチャーを聞かされ・・・じゃなくっていろんなことを教えてもらい(父は元社会科教師)、曇っていたので「台北101(世界で2番目に高いタワー)はどうしようか?」と聞くと「上りたい上りたい」とのことで結局上ったり・・・
たぶん二人とも日本にいるときより驚異的に元気だったのではないだろうか。

そしてやっぱり多少の「珍道中」でもあった。
一番やばかったのは「忠烈祠」という、人形のように全然動かないので有名な衛兵がいる所で私が派手に転んでしまったこと。
旅行も3日目になっていて疲れていたのだろう、衛兵と写真を撮ろうとして、衛兵の目の前で前のめりにズデーンと転んでしまったのだ。手のひらと太もも前面を強打し、実は今でもものすごく痛い。
ただ転んでしまったのはショックだったけれど、私が気になったのは、視線すら動かしてはならないらしい衛兵が転んだ私を見てくれたかどうかということ。衛兵に見てもらえたらなんかすごいよね?(笑)
後で父に聞くと、「見てた見てた、確かにちらっと見てた」というので、足は痛いが私としては大満足なのであった。

その後もタクシーで小さくぼられたり、道に迷ったりいろいろあったのだが、一応無事に日本に帰り、成田空港近くのホテルで一泊した。
その最後の夜、父がホテルの最上階のバーに行こうと言う。
父と「ホテルの最上階のバー」!! お堅い父とバーが結びつかなくて、私は目を白黒。
飛行機の発着がよく見えるバーで、父が35年前に行ったアメリカ旅行の話を聞く。1ドル360円時代にアメリカに行くなんて父も旅行が大好きだったんだ。
ツアーのメンバーの中で他に上る人もいなかったのに、上りたくてエンパイアステートビルに一人で上ったという。
旅行が好きで、高いところが好きで、近眼で(私も相当な近眼)、消化器系が弱くて(父は胃を全摘している)・・・あれー、なんだか私たちやっぱりとってもよく似ているのかも。
若いころはずいぶん反発したこともあったけれど、お互いの人生の晩年で、やっぱり「親子」だったんだなとしみじみと気づいたこの旅行。
本当なら、これから年老いていく父の世話をするのが私の務めなのに、私にはもうその力と時間が残っていない。
ごめんね。

生涯忘れられない旅行となりました。


| comments(5) | trackbacks(0) | 12:38 | category: お出かけ |
# 不安な二人
 明日(2010年3月14日)から、2泊3日で父と台湾に行くことになった。
1月に娘と台湾に行ってとても楽しく、これならたぶん父(77歳)も楽しめるのではないかと思い誘ったのだが、いざとなったらちょっと不安になってきた。
父は高齢だし、私は病人だし・・・二人の体力のなさを考慮して、強行軍の「観光」がついていないフリープランのツアーにしたのだが、二人っきりでうまく行動できるのかなあという不安も残る。実は抗がん剤の副作用の吐き気もまだ消えていない。
父が疲れてしまわないように気をつけなくちゃとやや緊張もしている。

朝、そんな不安をぐちゃぐちゃと娘に話し、「一人でシンガポールに行った時のほうが気が楽だったかも」と言ったら、ぐさりと「私は今回はしっかりしてるおじいちゃんが一緒だからほんと安心だよ。お母さんみたいなのが一人で外国でうろうろしてると思うと生きた心地がしなかったよ」と言われてしまった。
<お母さんみたいなの>ってなんだよ・・・と憤慨しながらも、私の無謀な行動でずいぶん心配をかけていたんだなと改めて反省。

今回は「しっかりしてる」おじいちゃんつきなので、珍道中にならないことを祈って、今から前泊で新横浜に来る父を迎えにいってきます。
16日に台湾から帰国し、その日は成田に父と一泊し17日に帰宅予定です。
よい思い出ができますように・・・無事帰国の折にはまた話を聞いてくださいね♪


| comments(3) | trackbacks(0) | 12:30 | category: お出かけ |
# 今日一日
 おととい(2010年3月5日)の夜、2泊3日の沖縄旅行から帰ってきました。
前日までだるいだるい、と騒いでいたくせに、またまた突然元気になってしまった私・・・なんだかもう自分でもよくわかりません(笑)
皆さん、いつも心配していただいてありがとうございます。

那覇に着き、「小さい船に乗って2000円・40分程度で那覇港をさらっとサンセットクルーズ」するはずが、娘に予約電話をしてもらったところ上手く伝わらなかったらしく(もちろん日本語なのだが)、気がつくとなぜか「レストランシップでフルコースディナーを食べながら、2時間のクルーズ」になっていた!
こんな贅沢しちゃって大丈夫かなと思いながらも、夕日を見ながらゆっくりと過ごせて、思いがけなく素敵な経験ができた。
思いっきり自費だけど(当たり前)、神様からのプレゼントと思うことにしよう。
新婚旅行や定年退職等記念日の方がたくさん乗っていて、船全体でお祝いしながら食事をする。
旅行に行きいろいろな人を見るたび思うことだが、人の数だけ違う人生があり、皆それぞれの「記念日」を刻みながら一日一日を生きている。
またたくさんの「幸せ」に出会うことができ、私もおすそわけをもらうことができた。
旅行に行くと元気になれるのは、そんなところにも原因があるのかも知れない。

二日目はオプショナルツアーに参加し、「美ら海水族館」や「琉球村」等を10時間かけて回る観光バスに乗った。
ガイドさんが添乗しているのだが(Tさんというおそらく20代後半か30代前半の女性)、話し方がわりにクールでしっかりしているので、ベテランのガイドさんなのかな〜と思い、最初は特に気にしていなかった。
沖縄の方言であいさつしたり、車窓から見える物を解説したり、それにちなんだクイズをしたり、まあいかにもバスガイドさんらしいことをしてくれていたのだが、私はどちらかというとそういうことに参加するよりぼんやり景色を見ていたいタイプで、申し訳ないとは思ったがさらっと聞き流していた。
加えて22人のバスの乗客の半分以上が10代・20代の若い人だったこともあって、彼女が何を話しても初めはあまり盛り上がっていなかったのだが・・・時間が経つにつれ、彼女がまだ今年からガイドになったばかりの新人さんで、今日のこのツアーのために並々ならぬ準備をしてきたことがだんだんと鈍感な私(と「若い人たち」)にも伝わってきた。
バスから見える物の一つ一つについて詳しく調べてあるのはもちろん、景色に合わせて沖縄の音楽を流したり、自分でも歌を披露したり(はっきり言ってとても下手なのだが、一生懸命歌ってくれるのだ)、拍手がパラパラとでも起これば、「暖かいご協力ありがとうございます」と深々と頭を下げる。
「口をあけているシーサーは男でしょうか?女でしょうか?」というようなクイズにも皆の反応は薄く、パラパラとしか手が上がらないのだが、くさることもなく「じゃあ挙手のないお客様はニューハーフと思っていらっしゃるということで」とサラリと流し、紙芝居をし踊りを踊り三線(沖縄の三味線みたいな楽器)を弾き・・・過去ナレーション関係のお仕事でもされていたのか、話すのはとても上手で紙芝居などは素晴らしいのだが、踊りと三線にいたってはあきらかに慣れていないのがわかる。
ただ、とにかく一生懸命、皆を楽しませようと思ってくれているのがだんだんバス中に伝わってきて、我々乗客の態度も「協力体制」に変わってきた。

ことあるごとに「このメンバーで今日一日ご一緒させていただくことになったのも何かのご縁。忘れられない暖かい旅行にするため、家族のようなお心でよろしくお願いいたします」と頭を下げるTさん。
最初はガイドさんの決まり文句と思い気に留めていなかったが、彼女の努力に接するにつれ、本当にTさんが心から今日一日のツアーを大切に思い、皆とよい思い出を作ろうとしてくれているのがわかって暖かい気持ちでいっぱいになった。
ツアーの最後に「皆さまが観光されている間に、人数分の折鶴を折ったのでよかったらお持ち帰りください」と1羽ずつ鶴をくれた時には、その気持ちに応えようと?メンバーのおじさまの一人がすかさずありあわせの紙で「亀」を折り、「じゃあこの亀を今日のお礼をこめてTさんに」とプレゼントしたり、「折鶴なんてベタすぎて恥ずかしい」と思いがちな「若い人」の代表格であるうちの娘でさえも、「この鶴なくさないようにしなくちゃね」とかばんの奥にしまったりの一幕もあり、交通の一手段としてこのバスを選んだに過ぎないのだけれど、またまた思いがけず神様からのプレゼント(第2弾)をもらったような気がして感激してしまった。

最後の最後にTさんから「会社からは独身のふりをするよう言われておりますが、実は6歳の双子と2歳の3人の男の子がおり、日々戦争でございます」と告白があり、皆えーっとのけぞる。
Tさんにとってこれは仕事、子どもが何人いようと準備や努力をするのは当たり前という考え方あるだろうけれど、やはり彼女が本当に今日一日のツアーを大切に思っていなければできなかったことばかりだと思うし、その気持ちに少しでも嘘があれば、こんなにもまっすぐに彼女の心が我々に伝わってくることもなかっただろうと思う。

ガンを得て余命ということを考えざるを得なくなり、一日一日をていねいに・大切にと事あるごとに口にしている自分。
私は本当に彼女ほど、今日一日を大切にしようと努力していただろうか。
身体が思うように動かないという言い訳もさせてもらいながらだが、Tさんのことを忘れずに一日という時間やその日に出会えた幸せについて考えていきたいと思った。

旅行に行くと元気になってしまうのは、こんな人に出会えるからなのかも知れない。
もっともっといろんな人に出会いたい。
神様、一日でも長く、よろしくお願いいたします。






| comments(5) | trackbacks(0) | 11:28 | category: お出かけ |
# 全てがまっすぐに
 昨日(2010年2月21日)、海外逃亡(シンガポール一人旅)から無事帰ってきました。
旅行中は体調もよく、したいと思っていたことのほとんどを実行することが出来て、大満足の旅行となりました。
皆さん、ご心配いただき本当にありがとうございました。

旅行というものは、どうしてこんなにも私に力を与えてくれるのだろうか。
末期がんの患者で、元気なふりはしていても、やっぱり体力はなくふだんは病人なりの暮らししかできていない私が、突然スイッチがはいって別人になってしまう。
万歩計をつけていなかったので正確にはわからないけれど、一日ゆうに2万歩以上は歩いていたのではないだろうか。
シンガポールではまるまる3日観光したのだが、1日目はセントーサ島という、横浜で言うなら八景島みたいなリゾートに行き、マーライオンのタワーに上ったり水族館でピンクのイルカを見たり。
本当はピンクのイルカと写真を撮りたかったのだが、ショーの時間の関係でかなり待たなくてはいけないことがわかり(アシカとならすぐ撮れたのだけど・・・アシカさんごめんね)、それはかなわなかった。
でもかわいいショーを見られてとても癒された。
そして、夜は「シンガポールフライヤー」という世界一大きい観覧車に乗るという野望をみたすため、またまた外出。(幸い突然ドバイに世界一の観覧車ができるということもなく、台北101で果たせなかった世界一制覇の夢を達成♪)
ここで私のバカさ加減が露呈する。
ホテルの部屋からシンガポールフライヤーが見えたため、深く考えずいきなり目的地に向かって歩き出してしまったのだ。ガイドブックには確かに「シャトルバスうんぬん」と書いてあったのだが、それに乗るバス停の説明がちょっとごちゃごちゃしていて考えるのが面倒になってしまい、こうして見えているんだから、歩いていけるだろうと思い込んでしまったのだ。
シンガポールフライヤーが思っていたよりとても大きいもので、この世には遠近法というものがあったことに気付いたのはしばらく歩いたあと。
歩けども歩けども着かない。確かにそこに見えているんだけど(笑)
何度もタクシーに乗ろうと思ったのだけれど、「シンガポールフライヤーまで」と言ったら「そこだよ」と言われて乗車拒否されそうで(だって見えているんだもん)、結局なんだかんだと1時間近くも歩いてしまった。大きいものってどこからでも見えるんだね・・・(当たり前か)
まあ歩いている間にもいろいろ街中の見物ができてよかったのだが、階段も上れずすぐタクシーに乗る日本での弱りきった私からは信じられない行動。

次の日もその次の日も、アラブストリートやチャイナタウンを歩き回ったり、博物館をすみずみまで見たり(5つも博物館を見たのだ)、リバークルーズをしたり・・・そしてその都度必ず道に迷うというおまけつきなので(私はかなりの方向オンチ)、いやがおうにも歩行距離は伸びていく。
どうしてこんなに歩けちゃうんだろう。
そしてどうしてこんなに元気いっぱいなんだろう。
あと2ヶ月と10日で死んじゃうなんて(2009年10月の終わりに余命半年と言われたので、2010年4月30日までしか生きられない計算)本当に本当なのかなと、もしかしたらいだいてはいけないのかも知れない希望を持ってしまう。
それとも、これって最後の「命の輝き」(美しい♪)なのだろうか。
そんなことを考えながら、歩いて歩いてめいっぱい楽しんだ旅だった。

誰かとする旅行ももちろん楽しいが、今回はしゃべったりふざけたりする相手がいない分、見た物・出会った物に集中することができ、全てがまっすぐに心の中にはいってきたような気がした。
シンガポールは観光の街なので、いろんな国の人が旅行に来ている。その中でよく目についたのが、お年を召した欧米の方と思われるカップル。
リタイア後の旅行を楽しんでいるのだろう、手をつないだり腕を組んだり、皆さんとても仲むつまじい。
長い人生の間にはさぞかしいろんなことがあったのだろうが、ある程度の年齢になり、こうして仲良く二人で旅行できているという事実。
悔しいが、離婚して今重い病を得ている私が人生で得られなかったものが何だったのか、これも痛いほど胸にまっすぐはいってきた。
私も人並みの長さの人生を生き、できれば心の底から信じあえる生涯のパートナーを得たかった。ふだんは「私は幸せ」と強がりを言っていても、それが本当の気持ちだ。
人生でかなえられなかったものが確かにある。それを認めて死んでいくしかない。
マーライオンにはしゃいでいる年配のご夫婦、まさかこのあやしい小さい東洋人女性(私)が自分たちを見てこんな重〜いことを考えているなんて、チラッとも想像しないことだろう。
それでいいんです♪ これからも仲良く楽しんでくださいね♪

明日は抗がん剤治療、逃亡生活は終わり、病人としての私の日常が待っている。
旅行を楽しんだ分、しっかり現実を受け止めなければ。いつもよりちょっとだけ強い心が持てている気分。
でも神様、また心が耐えらなれなくなったら、逃亡してもいいですか?
今度はどこに逃げようかなあ♪ やっぱり何か「世界一」のものがあるところがいいなあ♪
ドバイの様子に注意しつつ選んでいきたいと思う。




| comments(5) | trackbacks(0) | 23:30 | category: お出かけ |
# 海外高飛び
 昨日(2010年2月16日)、CTを撮って、その前の週に採血した分の腫瘍マーカーの数値も教えていただくことになっていた。(CTの結果はその日すぐ出る)
そのスケジュールが以前からわかっていたので、なんとなく「あー、もしかして、この日に<あまり効果が出ないから抗がん剤治療は終わりにしましょう>って言われちゃうのかなあ」といういやな予感がしていた。

とても平常心で受けとめられる気がしなかった。
まさか自殺するような勇気はないと自分でもわかっていたけれど(そもそもあと人生がちょっとしかないのにもったいない)、一人で家にいたら、果てしなく暗〜く落ち込む自分の姿が見えるようだった。
何か気を紛らわすことのできる予定を入れておいた方がいい、忙しくできるようにしておいた方がいいと、心のアラームがカンカンと鳴っていた。
そして、残り少ない貴重な一日一日、できれば心から楽しめることをしたかった。

そんな訳で、今からシンガポールに一人で行ってまいります♪(21日に帰国の予定)
(本当はハワイに行きたかったのだけれど、飛行機が取れなかったのだ)
生まれて初めての海外一人旅、しかも末期がん患者の私、不安はつきないが(すでにちょっと胃が痛かったりする)、前回見られなかった博物館やアラブストリートをゆっくり見たり、お天気にもよるけれど「シンガポールフライヤー」という世界一大きい観覧車に乗ったり(突然ドバイにこれより大きい観覧車ができないことを祈る)、そして水族館にいるというピンクのイルカにさわったりできればなあとわくわくしている。
無事帰ってこられたら、また話を聞いてやってください。

ちなみに昨日の検査結果は、CTからは肝臓の転移部分が少し大きくなっていることがわかり、マーカーは4桁のままほんの少しだけ下がっていた。
先生は「まだ薬で抑えられていると思います。続けましょう」と言ってくださった。
また少しだけ命がつながった。今回はマーライオンの下の海に飛び込まずにすみそうだ。

| comments(5) | trackbacks(0) | 11:28 | category: お出かけ |
# あきらめるのも勇気

 2010年1月19日(火)から二泊三日で娘と台湾に旅行し、昨日(1月21日)の夜帰宅しました。
旅行の無事を祈ってくださった皆々様、いつもながらありがとうございます。
無事帰宅し、中国茶(すっかりはまった)などすすっております♪

娘(看護師1年生)のシフトに思いがけず三連休があったことから計画が始まった、この台湾旅行。
台湾といえばほっこり、のんびりのイメージだし、私も病人ということで、今回はあまり予定を詰めずまったくのフリープランで行くことにした。
到着した日はまず「台北101」という、ついこの間まで世界一高かったタワーに上ってみた。
そう、このかわいそうな台北101、先日ドバイにできたなんとかっていうタワーに抜かされ「世界二」になってしまったのだ。
二番になってしまったけれど、十分に高く、ちょうど夕刻から夜に変わる時間に上れたため、夕焼けから夜景に変わる美しいひとときを堪能することができた。
そしてなんと「屋外」に出ることができるというので、高いところ好きの私としてはかなり出てみたかったのであるが、ほら、今私の頭の上にある髪は地肌から生えていないじゃない?(かつらとも言う)
うーん、もしかつらが飛んでっちゃったら・・・と思うとどうしても決心がつかず、泣く泣くあきらめる。
台北101の上からかつらを飛ばしたら、それはそれで楽しいお土産話になるとは思ったんだけれど、とりあえず今1個しかかつらがないからね。

そしてその後「士林夜市」という、ものすごくにぎやかでアジア感満点のナイトマーケットへ。
安い洋服やさん、雑貨屋さんがうわーっと並んでいる中に、さまざまな食べ物の屋台がぐわーっと並んでいて、くらくらするほどの喧騒。こんなのを毎日やっているなんて、台北の若者はみんなあっという間に不良(こんな言葉、今は使わないか)になってしまうに違いない。
そこで悩んでしまったのが、消化器系の病気を持っている私が、屋台で売っている食べ物を食べても大丈夫かな?ということ。
生のフルーツとかジュースなど火の通っていない物はやめておいた方がいいのはわかっているのだが、手羽のから揚げや煮たまご等はしっかり加熱されているようだし、かなり心惹かれる。(私は鶏の手羽とゆで卵が大好き)
しかし外国の油や調味料のことはよくわからないし、食べた後体調を崩すようなことになっても困る。
娘も、たぶん普段健康な時なら食べたに違いないが、運悪く旅行の少し前に胃腸炎にかかっていたこともあり、かなり迷っていた様子。
台北の人混みの片隅でプチ家族会議。
「食べる勇気ある?」「うーん、せっかく来てるのにくやしいけど勇気ないかも」
そして我々が出した結論は「あきらめるのも勇気」。食べる勇気もあれば、あきらめる勇気もある。
今回は勇気をもってあきらめた方がいいのかな、ということに。
手羽や煮たまごくらいのことで大げさなと思われるかも知れないが、食べ物に限らず、旅行をしていると、せっかくわざわざ来たのだから・・・と無理してしまうことが多くて、それはそれで新しい体験ができるチャンスでもあるけれど、私はやっぱりガン患者。
私の行くところには必ず「ガンさん」もついてきているのだ。
だから憧れの足裏マッサージも、「勇気をもって」あきらめたよ。ガンさんを刺激しちゃいけないからね。
あなた(ガンさん)のことを忘れず、こうやって気を遣いながら旅行しているからね。
感謝して(?)、これからもいろんな所におとなし〜くついてきてね。頼んだよ。

二日目は「九分」(分は正確にはニンベンに分と書きます)、という台北市内からバスで1時間強くらいの郊外の山の上にあるレトロな街へ。
「千と千尋の神隠し」の「湯屋」のモデルになったと言われている趣ある建物や、小さいお土産物屋さん、食べ物屋さんがぎっしりと並んだアーケード街など、何とも雰囲気のある街なのだ。
そこの「茶芸館」で、中国茶の作法を教わりながら、「最高級」(値段のことは言いたくないが、ものすごく高い・笑)の烏龍茶を頂きのんびりする。
うーん、台湾って感じ!私たち、「旅サラダ」(この番組全国放送かしらん?)に出てくる人みたい!
茶芸館では、日本語の上手な女性の店員さんがついていろいろ教えてくださったのだが、ふとしたことから年齢の話になり、その方も私も同じ45歳であることがわかった。
すると「お母さんと娘さんで、こうやって台湾に旅行!あなた、今本当に幸せでしょう?私は流産してしまって産めなかった。子どもが本当に欲しかった」と娘を抱きしめてくださったのだ。
そして私の髪(かつらなので若い人のようにふさふさ)を見て、「あなたは45歳にはとても見えない。子どももいる。あなたは本当に幸せ」と何度も何度も繰り返し言ってくださるのだ。
今この人に、私がガンでもう何ヶ月も生きられないこと、褒めてくださっている髪の毛はかつらで、その下の本物の毛はかなり少なくなっていることをもし話したら、どんなに驚かれることだろうか。
それでも「あなたは本当に幸せ」と言ってくださるだろうか。
私は、「それでもあなたは幸せ」と言ってくださるような気がした。
この先長く生きられなくても、髪が本物でなくても、45年間生きて、今こうして娘と海外に旅行できる立場に恵まれている。
明日のことはわからない。でも今日の私が「本当に幸せ」なのには間違いない。
先の心配はつきないけれど、今日の幸せに感謝しなければと実感させてくれた出会いだった。

信心深いお国柄ということで、散策していると次々にカラフルで立派なお宮に遭遇し、いろんなお宮にお参りもさせてもらった。
台湾の神様、わざわざ飛行機に乗ってお参りに来たんですよ〜。
延命、よろしくお願いしますね。日本国、神奈川県横浜市の望と申します。
体がとても小さいけれど、見逃さないようにしてくださいね♪








| comments(3) | trackbacks(0) | 21:57 | category: お出かけ |
# 東京大神宮リベンジ
100118_193010.jpgおととい(2010年1月16日)、このブログにたびたび登場してもらっている元同僚のSさんと、神田明神及び東京大神宮に初詣に行って来た。
昨年も縁結びで有名な東京大神宮に二人で行き、Sさんの良縁を祈願してきたのだが、残念ながら昨年は花は開かなかった。
それでリベンジ、かつバージョンアップをめざし、神田明神も加えてみたのだ。
まず神田明神でお参りを済ませ、いよいよ本命の東京大神宮へ。
相変わらず若いお嬢さんでいっぱいの縁結びの聖地。せっかく来たのだからと、行列に並んでおみくじをひいた。
そして私がひいたのが、写真のおみくじ。他の項目はともかく「恋愛 あきらめなさい」って・・・
私はもちろん恋愛をするつもりはなかったけれど、縁結びの聖地のおみくじにこんな言葉が載っているなんて!! いくらなんでもちょっと悲しすぎるのでは・・・神様、もうちょっと考えてみてください!!
それにしても、これをひいたのが私でよかった。こんなおみくじがSさんに当たっていたら、年の初めからどんよりしてしまいそうである。
ちなみにSさんのひいたおみくじには「来た縁談に飛びつくな。まだまだ早い」とあって、アラフォーのSさんは「まだまだ早いって???」と目を丸くしていた。

そして昨日(1月17日)は、アートをやっている友人の展覧会に連れていってもらい、よくわからないなりにも芸術を味わった。
私は彼女がアートを始める前に友人になったので(短大時代の同級生)、私の知っていた彼女の中のどんな部分がどう変化してこういうアートに結実したのか、実はよくわかっていなかったりもする。
ただ、彼女の作品を見せてもらうのはこれで2回目なのだが、とにかく彼女らしい作品であること、まさに彼女の内面が表現されているんだな、ということだけは少し感じられるようになってきたような気がする。
彼女の次の、そしてその次の作品もずっとずっと見ていきたい。
そして私は絵1枚書けず、自分を表現するとしたらこんな駄文でサイバースペースを無駄遣いすることくらいしかできない人間であるけれど、それを見て私の思ったことを書き綴っていきたい。
命との追っかけっこになるかも知れないけれど。

その日の夜は、別の友人がお好み焼きに連れて行ってくれた。
歩くのは遅く、階段も上れず、いつ体調が悪くなるかわからない、私のようなやっかいな人間。
どうしても話題がガンだの余命だのに流れてしまう、ゾンビのようは暗〜い存在。
せっかく楽しくお出かけするのなら、私のような者とではなく、健康で曇りのない人とお出かけしたいのが当然だろう。
なのに私に声をかけてくれ、気を遣ってくれ、お出かけや食事に誘ってくれる友人たち・・・本当に感謝感謝である。
この感謝をどうやってお返ししたらいいのかな。
やっぱり「石田ゆり子」風かつらや、「はるな愛」風かつらで、皆を楽しませるのがよいかしら♪
ご希望のヘアスタイルがあったら言ってくださいね。顔はどうにもならないけれど、髪の毛だけは変幻自在です!

*明日(1月19日)から2泊3日で娘と台湾でほっこり♪してくる予定です。
帰ってきたら、また珍道中の報告を聞いてやってくださいね。




| comments(4) | trackbacks(0) | 20:47 | category: お出かけ |
# 11月23日の遺言

 昨日(2009年11月23日)、有料老人ホームに勤めていた頃の同僚(Sさん)とお出かけをしてきた。

まずは「巣鴨」へ。
Sさんの今担当しているお客さんが、「大きめ(3Lくらい)で前開きの下着やブラウス」を必要とされているらしいのだが、こういうものって普通のお店ではなかなか売っていないらしく、もしかして「巣鴨」ならあるんじゃないかと買い物に行ったのだ。
私が前々から「そういえば巣鴨ってまだ一回も行ったことない。行ってみたい」と言っていたのも、覚えていてくれたみたい。

まず高岩寺(とげぬき地蔵)でお参りをすませ、よーし、買い物だ!!
おばあさん向けの衣類を扱うお店が本当にたくさんあり(ちなみに我々が着られるような洋服を扱っているお店は一軒たりともない)、しかもどのお店もとってもリーズナブル。
おばあさんたちのお店の人とのやりとりも、とっても楽しくて心が和む。
小柄でかわいらしいおばあさんがお店の人に「黒と青、どっちがいいかねえ?」と尋ね、お店の人が「どっちも似合うから、試しにはおってみてお好きな方をお持ちくださいな」(という一連の会話)
X約10回(笑) 
お店の人が「そこは小さいサイズですから・・・お客様にお似合いなのは中にありますから」といくら説得しても、Sサイズコーナーから離れず身体に当て続けるやや(いやかなり)大柄のおばあさん。(お店の人は最終的には「そこにあるのは無理ですから!」と叫んでいた)
みんな自由で、自分なりのおしゃれをされていて、本当に楽しそうで、できることなら私もこういうおばあさんになってみたかった。

Sさんのお客さんの衣類の他に、自分と母用に名物の「赤パンツ」、あと激安の腹巻(お腹の病気なのでお恥ずかしいが必需品・今はとっても可愛いのがあるんだよ)、フリースのソックス等も買い込み大満足で巣鴨を離れる。

その後は池袋に立ち寄り、サンシャインシティにある「プラネタリウム」を見てきた。
プラネタリウムって小学生とかが見るものだと思っていたら、家族連れはほとんどいなくて、しかも女同士で来ている人もほとんどいなくて、ほとんど全員カップル!
やばい、この雰囲気。Sさんと必死で辺りを見回しカップルでない人をさがすも、ほとんど見当たらない。
しかもプラネタリウムが始まって、椅子はリクライニングだし暗いし程よく疲れているし・・・で、私は軽く(と信じたい)いびきをかいて寝てしまったらしいのだ。(Sさんが起こしてくれた)
ああ、隣の若いカップルさんごめんなさい。せっかくロマンチックな雰囲気なのに、隣のおばさんが軽く(と信じたい)いびきをかいて寝ているなんて・・・!
信じてもらえないかも知れないけど、いやがらせじゃないんで!! 本当に疲れていたんです!!
こんなことでくじけず、これからも仲良くしてくださいね。

Sさんはただいま彼氏募集中。
貴重な休みをさいて私をいろんな所に連れて行ってくれたり、千羽鶴を作ってくれたり、本当に心優しい素敵な女性だ。
Sさんに幸せになってもらいたい。
そんな気持ちを込めて、「Sさん、来年の11月23日には絶対に<彼氏>とここのプラネタリウムの星空を見て、私を偲んで。守ってくれないと成仏しないでいつまでもつきまとうから」と「遺言」を残す。
Sさんはとても気味悪がっていたけど(笑)、もし本当にSさんが運命の男性と出会って、来年の11月23日に一緒にここへ来て私のことを思い出してくれたら、天国の私はどんなに幸せなことだろう。
ぜひ実現させてほしい。なんたって期限&地縛霊付きだからね。守らないと怖いよ〜

帰り道、月と木星(?)とがとっても近づいていて、光り輝いていて、なんか涙が出そうになった。
11月23日、今日も確かに一日生きた。
歩いて、食べて、話して、笑って・・・一日確かに楽しんだ。
こうして一日一日せいいっぱい暮らしていくしかない。終わりが来るその時まで。
毎日同じことを思いながら、一日が終わる。













 

| comments(5) | trackbacks(0) | 10:07 | category: お出かけ |
# 私をお外に連れてって

 月曜日(2009年11月16日)に抗がん剤の投与を受けて、火曜日はぐったり、水曜日木曜日は家の中をうろうろすることはできたものの、天気がよくないのといまいち体調に自信がないのとで、外に出られなかった。身体の弱っている私としては、インフルエンザも気になるところ。
まるまる三日間、家から一歩も出なかった。

働いていない病人なので、そんなことも許されてしまうのだ。
寒空の下通勤・通学の皆さん、ごめんなさい。でも私も以前は寒風吹きすさぶ中原付バイクで通勤していたし、たぶん皆さんより早く死んじゃうので許してくださいね(笑)
必要なものは全てイトー○ーカドーのネットスーパーで何とかなってしまうし、昔ならどうしても行かなくてはいけなかったであろう銀行関係等も、ほとんど全部ネットでできてしまう便利な世の中。
レンタルDVDまで家のポストに届くので、退屈することもない。

しかし、外の景色を見て季節の空気を味わうこともなく、家族以外の人と話をすることもなく、いつも頭のどこかで病気と死のことを考えてばかりいる日々。
いくら体調に不安があるとは言え、こんなことが心によいはずはない・・・と、昨日(金曜日)になってなんとか買い物に出てみた。

街にはすっかりクリスマスが来ていた。
あちこちにクリスマスツリーが飾られ、お店の中を流れるのはクリスマスソング。
だけどいまだにワムの「ラストクリスマス」とかユーミンの「ロッジで待つクリスマス」とか、あとクリスマスになるとしょっちゅう流れているB’zのなんたらっていうクリスマスの歌(いつかのメリークリスマスだっけ?)・・・・新しい歌はないのかしら(笑)
でも、このいかにも!な定番感がたぶんクリスマスのよさなのだろう。
毎年毎年ツリーを飾って、みんなでクリスマスにかこつけて集まって騒いで、「♪クーリスマスがことしもやってくる〜」とチキンを食べて・・・
「一年がんばった自分へご褒美」とちょっと高価なものを買ってみたり。

そんな、毎年定番で巡ってきてくれたクリスマスも、私にとっては今年でたぶん最後。
そう思うと、街のイルミネーションがよりいっそうきれいに見えるような気がする。たぶん他の人よりちょっとだけキラキラ度が増しているんだよ、私にだけ♪♪♪
神様からのプレゼントだよ、きっと♪♪♪
一つでも、一回でも多く、クリスマスの美しいものを見ておきたい。
ううん、クリスマス関係だけじゃなくて、紅葉でも、青空でも、絵でも、仏像でも、とにかくたくさんのものを味わっておきたい。
できるだけ、外の世界に出て、外の世界を楽しんで・・・どんなに望んでも外に出られなくなる日がそのうち来るのだから。

もちろん無理はしないが、寒くても髪がなくとも、ひきこもってしまうことなくお出かけしていきたいと思う。
私の「お出かけブーム」に巻き込まれた人は、災難ですがよろしくお願いします♪

「おしゃれする チャームポイントは紙マスク」 望



 

| comments(2) | trackbacks(0) | 09:51 | category: お出かけ |
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