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# 近日発売
 今日(2010年6月1日)、病院で診察をしていただいた。
はっきり言ってあまり状態はよくない。白血球・血小板はとても少なく、貧血もかなりひどいとのこと。
いつも低くて悩みの種のカリウムがなんとか正常値にはいっていたのが救いだが、とりあえず今日は白血球を増やす注射をしていただき、また輸血をした方がいいのとことでその予約も取ってもらった。
そして、先週の採血時に腫瘍マーカーも調べてもらっていたので、今日はその結果が出ているはずなのだが・・・・先生は何も仰らない!!
で、先生が何も仰らない時はその空気を察して私も何も言わないことにしているから結局わからずじまいだったのだけれど、今までの経験から、これはよくない知らせなのだとあうんの呼吸でわかる。
来週も抗がん剤治療の予定ははいっているが、もしかして「効かなくなったからやめましょう」と言われるかなと様子をうかがっていたけれど、何せそれをやめたら他にできることがない病状の私だからなのだろう、そうは仰らず、来週は治療をし、2週間後にCTを撮って輸血をしましょうということになった。
いよいよ抗がん剤が効かなくなるXデーが来つつあるのだなあと、いつか来るとはわかっていたこととだけれど、かなり暗くなってしまった。

今日は娘が付き添ってくれていたのだが、私が暗くなってしまったのと、あと純粋に?二人ともアイスが食べたくなったので(天気がよく暑いくらいだった)、「サーティワンアイスクリーム」を食べて帰ろうという話に。
入り口のところにあるフレーバー一覧を見ていたら、なんと毎年夏になると出てくる私のお気に入りフレーバー「ダイキュリーアイス」の写真が!
ダイキュリーアイス・・・皆さん、食べたことあるかしら?
ラムとライムのカクテルをイメージしたとってもさわやかなシャーベット♪
高校にはいって初めてサーティワンでこのアイスを食べた時の衝撃は忘れられない。私の住んでいた街(相当なのどかな所)には当時サーティワンなどというしゃれたものはなくて、名古屋の高校に電車で通うようになって初めてサーティワンを知り、この世にこんなおいしいものがあるんだと感激したのだけれど、いろんなフレーバーの中でも、このダイキュリーアイスのおしゃれ度は少なくとも私の中では最高だった。
見た目は「ガリガ○君ソーダ」と同じ色なんだけど、違うの!味が!おしゃれなの!
その衝撃以来、ダイキュリーアイスは私の中で一番のお気に入りとなったのだけれど、これ、夏にしか出てこないんだよね。

2008年の夏、膵臓がんが見つかった。その年はずっと入院していたし心の余裕が全くなかったのだろう、ダイキュリーアイスを食べた記憶がない。
そして2009年の夏、サーティワンを見かけるたびに私はダイキュリーアイスを食べていた。
私にはおそらくもう来年の夏は来ないだろう、だから一個でも多く味わっておかなくちゃと・・・
娘にも、「私が死ぬ時ダイキュリーアイスなめさせて!もし売ってない時期だったら、お店の人に<もう母は死んじゃうんです!>と泣きついて倉庫から出してもらって!」と無理難題を言っていた。
(今落ち着いて考えてみれば、アイスなんだから、売っている時期にテイクアウトして家の冷凍庫に入れておけばよい話なのだが←やっぱり心の余裕がなかったんだね)
そして2010年の夏が来て、非常に危うい状態なのだが私はなんとかまだ生きていて、ダイキュリーアイスにまた出会えるかも知れない幸運に恵まれている。
しかし、今日のところ、ダイキュリーアイスの写真の上にはべったりと「近日発売」のステッカーが・・・近日っていつなんだ!?
はっきり何月何日って書いてほしいんだけど(涙)
私はダイキュリーアイスを食べてから死ねるんだろうか。
とりあえず、発売されたらバラエティパック(12個入り)の全てをダイキュリーアイスにしてもらい、家の冷凍庫に保存することを娘に厳命しておいた。

もしかしてちょっと好き嫌いがある味かも知れないけれど、もしよろしければ皆さんもお試しくださいね♪

| comments(4) | trackbacks(1) | 22:37 | category: できごと |
# それをした方がいいと思うなら
 この間の土曜日(2010年5月15日)、以前勤めていた会社(有料老人ホーム)で一緒だった友人二人と、その会社の近くでランチをする機会を持てた。
前々から一度はいってみたいと憧れていた公園に面した素敵なレストランで、新緑を楽しみながらおいしい食事ができて、本当に嬉しかった。

食事の時、「そういえばTさん(ホームに居住されているお客さん)、あまり体調よくないみたいだね」という話が出たので、帰路、ふとTさんのお顔を見にホームに寄ってみようかなと思った。
せっかく元会社の近くに行くので、朝からなんとなく挨拶に行こうかなという気はあったのだけれど、正直Tさんのことはあまり考えていなかった。
けれど、Tさんはおそらく私と同じ病気なんじゃないかなということだったので気になったし、私自身も明日はどうなるかわからないような病状で今度いつ来られるかわからないし・・・と、本当に突然Tさんをお訪ねしてしまった。

お部屋にはいると、Tさんは酸素のマスクをつけてベッドに横たわっていらした。
私が退職してからずいぶん経つのにすぐにわかってくださり、不明瞭ながら「よく来てくれた」、「これ(ナースコール)を押すとスタッフが来る」等といろいろ発話もあって、嬉しかった。
少しお話すると疲れてしまうようで、すぐうつらうつらされるが、しばらくするとまた目を開けて「よく来てくれた」と手を伸ばしてくださったりして・・・何もできないので身体をさすったりしながら、一時間ほど一緒に時を過ごし、眠っているTさんに「また伺いますね」と声をかけて帰宅した。

そして次の日(日曜日)の午後、総務のS沢さんから、「Tさん、今日のお昼過ぎにご逝去されました」というメールが届いた。

なぜあの時、ずっと思い出しもしなかったTさんのお顔を見ていこうかな、とふと思ったのだろう。
私には霊感のようなものは全くないし、いわゆる「虫の知らせ」というものも信じているような、いないような。
だから、何かの運命だったとか巡り合わせだったとかそういう気持ちはあまりわいてこないのだけれど、一つだけ確信したことがある。
それは、今それをした方がいいな、と自分が思ったら、たぶんしておいた方がいいんだなということ。
忙しいとか、余裕がないとか、今の私だったら体調が万全でないとか、まあ理由はいくらでも浮かんでくるのだけれど、それでもやっぱり、今した方がいいなと思ったことはできるだけやっておくべきなんだなという強い思いがわきあがってきた。
だって、今日のこの機会が最後かも知れないのだから。
明日はもうこの人には会えないのかも知れない。明日はもうこれをすることはできないのかも知れない。
なかなかそうは思えないのが日常というものなのだけれど、でもやっぱり、「今日が最後なのかも知れない」という気持ちを忘れてはいけないのでは、と思わせられるできごとであった。

Tさん、長い間お疲れ様でした。ゆっくりお休みくださいね。
私がそちらに行ったら、囲碁を教えてくださいね(囲碁の大好きな方でした)

*明日(19日)から22日まで宮古島に娘と旅行に行ってきます♪
生きている間にもう一度だけ、沖縄の綺麗な海を見てみたくて・・・
帰ってから入院ってことにならないよう、気をつけて行ってきますね!(さすがに少し学習しました)
「宮古まもる君」(ご存知ですか?)に会えるといいな。


| comments(4) | trackbacks(0) | 23:02 | category: できごと |
# まだまだ新発見
 娘が目をきらきらさせて、「お母さん、すごいこと教えてあげる!」と言う。
妊娠でもしたのかな?と思ったらそうではなくて、我が家から最寄の駅に行くのに、ものすごい近道があるのを発見したと言う。
一緒にアパートの敷地を出た人が、いつのまにか遥か前方を歩いているのを見て気がついたとのこと。
ちなみに、駅までだいだい歩いて7分くらい(のろのろ亀の私だと10分くらい)なのだが、その道を使うと4分くらいになるという。

でもその「道」というのがなんとも微妙。5年以上ここに住んでいる我々が気がつかなかっただけあって、ほとんど私道といった感じの道なのだ。
ただこれが本当にどなたかの一軒の家を突っ切るものであれば誰も近道に使ったりしないだろうが、その道の両脇にぱらぱらと5,6軒の家があり、普通の道と言えば言えないこともないたたずまい。
ただ道路端の家の人は駐車場代わりに車を置いていたりして、やっぱり私道なのでは?という疑いもぬぐえない。

ただあまりにもショートカット過ぎるのでとても無視はできず、その日以来ありがたく通らせてもらっている。
あー、早く知りたかった、この道・・・治療や外出の帰路熱が出てしまい、足をひきずるようにして家に向かったことが何回あっただろうか。
そんな時この道を知っていれば、どんなに助かったことだろう。
そして今せっかくこの道を知ったのに、自分で歩いて駅まで向かえる日は、おそらくあと数ヶ月もないだろう。とほほ。

まあ生きていれば、日々なんらかの発見はあるものだ♪
余命が少なくなっても、死期が近づいても、日常生活は綿々と続いていく。

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私の大好きな漫画「聖★おにいさん」の第4巻が昨日発売になりました!
またまた大声あげて笑ってしまいました。
お好きな方、ぜひ♪


| comments(2) | trackbacks(0) | 09:10 | category: できごと |
# 命が消えた瞬間

 今日から10月。
気候も気持ちがいいし、自分の生まれ月ということもあって、一年で一番好きな月の始まりだ。
今日はお天気もよく、体調もまあまあだったので(明日抗がん剤の点滴をするので、たぶんまたへたれになってしまうのだけれど)、しばらく行っていなかった「鎌倉三十三観音巡礼」の続きをしてみようと家を出た。

今まで鎌倉駅の周辺を中心に廻ってきたので、今日は一駅前の「北鎌倉」で降りて、縁切り寺として有名な「東慶寺」や、鎌倉五山第四位の「浄智寺」にお参りし、その後体力が許せばその近くにある「葉祥明美術館」も訪れたいと思っていた(静かでとても心が落ち着く美術館なのだ)

地下鉄で横浜駅まで出て、逗子行きのJR横須賀線に乗り換える。数駅過ぎ「戸塚」という駅のホームにさしかかったところで、電車が突然ギギギギギとものすごい急ブレーキをかけて止まってしまった。その「ギギギギギ」は今まで聞いたことのないような本気のブレーキで、一瞬この電車は脱線するのでは、と思ってしまったほどの音がした。
電車が止まってしまったのでどうしたのかな?と思っていると、しばらくして「人身事故が起きてしまったのでこのままお待ちください」と慌てた声のアナウンスがあった。
!!! 私の乗っているこの電車が人をはねちゃったみたい。しかもここは一両目だからこの車両がはねちゃったんだ。
電車の中はそんなに混んでいなかったけれど、外に出ることも出来ないし電気も空調も止まってしまったので、日本語のわからない外国人のおじさんが不安そうにしていたり(隣の男性が片言の英語で必死に説明していた)、赤ちゃんを連れたお父さんも困ったようにしていたり・・・私も冷静なふりはしていたけれど実は動揺していて、妹にメールをしまくる。

その後手動でドアを一つだけ開けてくれたので、やっと外に出ることができた。
戸塚には地下鉄の駅もあるので地下鉄で帰ろうと歩いていると、ちょうど駅ビルに続く階段からブルーシートで囲って作業している救出現場が見えた。
救出という言葉は適切ではないかも知れない。もう最初から救急車や医療関係の人は誰も来ていなくて、消防と警察の人しかいなかったのだから。
亡くなったんだなあ、横須賀線にはねられて勝てるわけないもんなあ。
その人を見たわけでもないし、その人がどんな人なのかも私は全く知らない。
でもその人の命が消えた瞬間、私も確かにその場に居合わせたのだ、とふいに思った。

、「電車に飛び込むほどの勇気があれば何でもできるのに」とか「(電車が止まってしまうので)どうして人に迷惑かけるような死に方するんだろうね」という会話を私もよくするし、そういう思いがないと言ったら嘘になる、
ただ、実際人が亡くなった瞬間、自分がそこにいて同じ時間を共有したのだ(一瞬だけど)と思うと、なぜかとても悲しく、厳粛な気持ちになった。
何があって、どんな思いで電車に飛び込むまでにいたったのだろうか。

「死ぬ」ということは、確かに苦しみからの解放される一つの方法だ。
私も、死ねばこの苦しみから楽になれるのだと思うほどしんどい時があったし、病気の行く末を考えればこれからも「死の誘惑」はたびたび訪れるに違いない。
今日私の乗っている電車に飛び込んだあなたは、今頃楽になったでしょうか?
楽になっているといいなと思います。

| comments(5) | trackbacks(0) | 19:40 | category: できごと |
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